市民が自分の住む市の予算を知ることは、大事なことだという想いから武蔵野市の予算案の見える化を作成しました。
まずはビジュアルを見てもらうのが1番だと思いますので、実際にご覧になってください。
いかがでしたでしょうか？
見たい項目をクリック（スマホは2回タップ）すると予算の詳細まで見ることができます。よかったら試してみてください。
簡単な使い方や感想、作り方をシェアします。お時間ある方や興味を持った方は見ていただければ幸いです。
使い方
情報を見たい項目の四角の枠内にマウスを合わせると金額が表示されます。
情報を見たい項目の四角をクリックすると詳細な情報をみることができます。スマホは2回タップです。
作ってみた感想
今回使ったFlourishという見える化ツールは、データのサイズに合わせたグラフを表示することができます。また、クリックすることで詳細まで確認することができます。
触っていて感じたのは、行政の予算の全体像を直感的に把握するだけでなく、興味をもった項目を簡単に詳しく知ることができるということです。
「知りたい時にすぐ知ることができる」
これが、市民が求めていることだと作業を通して思いました。
そして、武蔵野市に住む市民の一人としての素直な思いです。
そして、今回、PDFのデータをビジュアライズツールへの取り込むための加工がとても大変でした。
武蔵野市は、市のサイトにPDF形式で公開されているため、すぐに入手することができました。
ただ、PDF形式の場合は、そのままツールに使うことができないです。オープンデータとして公開されていればいいなぁと思いました。
そんなことを考えながら思ったのが、データを利用したい時にすぐに行政と連携し共創できるための窓口があるといいなぁと思いました。
「知りたい時にすぐ知れる」
「市民との共創のためのデータ公開」
この二つが自然にできるようになれば、市民の生活は豊かになることにつながっていくと思います。
また、今回、東京都の中央区で予算の見える化をされていた方の取り組みを参考にさせて頂きました。もし、見える化に興味を持たれて自分でも作ってみたいなという方がいましたら以下の作り方を参考にしてみてください。見える化の輪が広がるといいなと思います。
作り方
使ったツール ：Flourish
https://flourish.studio/
元にしたデータ：武蔵野市予算https://www.city.musashino.lg.jp/shiseijoho/zaisei/zaiseijokyo/yosansho_yosansetsumeisho/index.html
1.データの入力
市区町村のホームページから予算案をダウンロード
2.データの加工
・ファイル形式の変更
エクセルで取り込めます（他にもCSV,TSV,JSON形式で取り込めます。）。
予算書は、PDFの場合が多いので PDFからエクセルのデータへの変換が必要になります。PDFからエクセルへの変換はadobeの有料版を使っています。
・データの整理
予算書のデータを整理します。
不要なデータの削除
PDFをエクセルに変換した場合にはページを跨いでいる場合には見出しのための行があるので、削除します。量が多い場合には、金額が入力されている項目をフィルタすると効率的に加工ができます（この場合には必要な項目文字などが消える場合があるので確認が必要になります。）。
必要な項目の追加
表示したい項目には全てにデータが入っている必要があります。
予算書を変換した段階では、空白となっているのでコピペやオートフィルなどで入力します(=INDIRECT(ADDRESS(ROW()-1,COLUMN()))関数を使って上のセルを参照すると楽チンです)。
最終的に画像のようなデータの状態になっている必要があります。
3.データのアップロード
Upload Dataボタンを押し、加工済みのファイルを指定します。
ファイルをページ上にコピペしてもアップロードできます。
4.表示設定
表示したい項目の列のアルファベットをcategries/nestingに入力
金額の列のアルファベットをsize byに入力します。
※合計金額を自動で計算してくれます。
5.公開する
Export ＆ Publishボタンを押すとリンクが表示され公開されます。
リンクを開くことで表示することができます。
プロジェクトをコピーしてChart typeを変えるだけで色々なグラフが作れます。みなさんもよかったら作ってみてください。作ったら教えてください。
