5月29日(日)に、二俣尾にある武蔵野 自然体験館で、森の市民講座「自然の色を楽しむ草木染めと森の散策」イベントが開催されました。

二俣尾・武蔵野市民の森自然体験館

武蔵野市緑のまち推進課の皆さんが、エンジョイ・フォレスト女性林研の協力により、草木染めと森の散策を通じて木や森について学ぼうということで、市内在住、在勤、在学の小学生、中高生、大人、親子が参加しました。

当日のタイムスケジュール

  1. 東京の森の現状の話
  2. 草木染め (染色)
  3. 昼食
  4. 森の散策
  5. 草木染め (媒染・干し)

森のお話では、森の置かれている現状についてお話を聞きました。人工林の植林から伐採までの流れや、豊かな自然を守るため、山の所有者・公益財団・武蔵野市の連携がされていることなどを教えていただきました。武蔵野市の水は地下水が利用されており水質が良いと言われていますが、森に関わる方々の日頃の取り組みがあってこそですね。

草木染めでは、染料としてみかんの皮、たまねぎの皮、モミジを使いました。

草木染めの染料たち

よく煮たあと、ハンカチやスカーフをつけてさらに20分ほど煮込みそのままつけ置きします。どのような色になるのかは、季節やその日の天候によって変わるとのことで、できてからのお楽しみ。

  

昼食をはさんで、大人班と小学生班に分かれて森に散策にでかけました。

杉やヒノキ、山椒の芽、もみの苗木など、森の中の生態を色々と解説いただきながら山を歩きました。今日は30度を超える猛暑でしたが、森の中はびっくりするほど涼しく快適。

散策から戻ったら、媒染(ばいせん)。媒染とは、安定して染色させるために行う工程のことで、 草木染めなどの天然染料は単独では不安定なため、媒染剤を用いて安定させる必要があります。今回はみょうばんを媒染剤として用いました。

 

その後天日干しをして完成です。

布に思い思いの工夫をして、それぞれ個性ある模様に仕上がりました。私はみかんの皮でスカーフを染めてみましたが、素晴らしい輝き!
気持ちの良い鮮やかなオレンジに染まりました。

みかんの皮で染めたスカーフ

スカーフと玉ねぎの皮で染めたハンカチ

森のお話、草木染め、散策と、様々な形で森に触れた1日でした。

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About the Author

斉藤晴久

Co-Founder

武蔵野市吉祥寺東町在住、二児の父。1979年 埼玉県新座市出身。早稲田大学商学部卒。二児の父。空間のリノベーションや活用に携わる傍ら、地域や古民家への興味から、日本の伝統工法や古民家の保存・活用に関わる、日本民家再生協会 民家の学校 第19期 スタッフ、また地域コミュニティを考える 武蔵野市「地域をつなぐコーディネーター」二期生。 空間・コミュニティ・地域のつながりについて、日々勉強中。 武蔵野市のおすすめスポットは本田北公園とふれあい公園です。本田北公園にはアスレチック、ふれあい公園には自転車の練習になる広場があり、ほぼ毎週末行ってます。

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