10月25日(日)、むさしのエコreゾートで開催された、ドキュメンタリー映画『リペアカフェ』の上映会と交流イベントに参加してきました。
当日はあいにくの雨でしたが、会場には20名弱の方々が集まりました。参加者の年齢層はやや高めでしたが、主催しているのは20代の若い方々。武蔵野市内だけでなく、ほかの地域からの参加者もいて、こうした活動に関心を持つ人は、まだまだ多くいるのではないかと感じました。
「ものを直す」だけではない、リペアカフェの魅力
今回、上映されたのは、オランダ・アムステルダムのリペアカフェを取材した約30分のドキュメンタリー映画です。
リペアカフェとは、壊れたものを持ち寄り、修理の知識や技術を持つ人と一緒に直す活動で、映画では、さまざまな人々のエピソードを通じて、なぜ人々がリペアカフェに集まるのかが描かれていました。
ものを捨てずに使い続けるという環境保護の側面はもちろん大切ですが、私が特に興味を持ったのは、人と人が自然につながるコミュニティとしての役割でした。
洋服のほつれや、動かなくなった時計、壊れたおもちゃなど、自宅では知識や道具がなくて直せないものも、リペアカフェなら誰かと一緒に修理に挑戦できます。
そこでは、ただ修理をお願いするのではなく、一緒に考え、手を動かし、会話を交わす。ものを直すという共通の目的があるからこそ、普段は接点のない人同士にも自然とつながりが生まれるのではないでしょうか。
止まっていた時計が動き出すと、みんなが笑顔に
上映後には、参加者同士の交流や、実際のリペア体験も行われました。
参加者の中には、普段から自宅でさまざまなものを修理したり、ものづくりを楽しんでいる方もいれば、環境保護への関心から参加された方もいました。
会場では、時計の修理や靴下の穴をふさぐ作業などが行われていました。印象的だったのは、止まっていた時計が再び動き出した瞬間です。その場にいた人たちが自然と笑顔になる。修理が成功したというだけでなく、その喜びを周りの人たちと共有できる。それだけでも、こうした場があることには十分な意味があるのではないかと感じました。
武蔵野市でリペアカフェを開くなら
今回の会場となった「むさしのエコreゾート」は、環境について学び、考え、活動するための施設です。映画を観ながら、武蔵野市でリペアカフェを開催するなら、まさにここがぴったりなのではないかと思いました。
今回のイベントは、武蔵野市の「学びおくりあい補助金」の助成を受けて開催されたとのこと。修理の知識を持つ人が、その技術を誰かに伝える。教わった人が、いつか別の誰かに教える側になるかもしれない。リペアカフェは、まさに「学びおくりあい」を実践できる場になるのではないでしょうか。
ものを直すことをきっかけに、人が集まり、話し、学び合う。
環境活動であると同時に、地域の新しいつながりを生み出す場として、武蔵野市でも広がっていったら面白そうです。
若い世代が中心となって、こうした活動を始めようとしていることにも、これからの可能性を感じた上映会でした。
映画『リペアカフェ』
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